2016年9月28日水曜日

ベルリンで幸せを感じる5つの瞬間

ベルリンにいると幸せを感じる瞬間が多い。


1, 街を歩けばアートにあたる




大いなる無駄。広がる発想。自由なんだよぼくたちは。表現してもいいのですよ。めいわくですか?そうですか。ぼくは抱きしめたい。全ての無駄を抱きしめたい。ベルリンはいいです。自転車も浮いてますから。
思えば、自転車ばっかり写真撮ってるな。自転車好きだからしょうがない。




2, 花と緑、公園のある生活。





ドイツ人は基本的に自然が大好き、花も緑も公園もなくてはならないもの。日本人には、あったらいいものというような感じがします。ブランテンブルク門のある観光地を囲む、ティアガルテンはちょっとした森。植物の多様性は日本には到底およばないけど、緑を見る機会は圧倒的に多い。

3, 人種、時代、が交錯して共生している。

ロンドン程ではないですが、ベルリンも他民族都市。ロンドンに増して、東と西に別れていた時代があり、廃墟も廃墟のまま活用されていて、時代倒錯も味わえる。多様性を言葉にしたらベルリンと言える。歴史ある都市であり、歴史に翻弄され、破壊され、再構築している、まさに今、動いているそういう都市。一番面白い時期はもう終わったと思うけど、まだまだここにいるとそういう時代と人のエネルギーの大きなうねりの中にいることを実感出来る。

4, Organic Fairtrade Vegetarian Antinuclear Friendly.

"Bio" とは、日本でいう、有機、オーガニックという意味なんだけど、それが、町中で見られる。 もはや珍しくなくて、写真すら撮らないんだけど(この写真はハイデルベルクの)、日本では高級品の感覚だけど、こちらでは日常で普通に買える値段。レストランには必ず、ベジタリアンメニューがある。フェアトレードや、Local prodductsも。僕にとって、生きたい社会、目指している未来が明確な僕にはこういう店や、商品に囲まれることは何よりも幸せ。

ちなみにベルリンは "HappyCow" というサイトで世界一Vegan Friendlyな都市に選ばれているくらいそういう店が多い。

脱原発を目指す姿勢も、最低賃金の設定も、難民を受け入れる姿勢も(これはあまり、国民からは評価されていないけど)、どこをとっても、素晴らしい社会デザインだと思う。日本では政治や選挙でストレスを感じることが多いけど、ベルリンにいると幸せを感じることが多い、先週のベルリン選挙では、SPD(ドイツ社会民主党)と緑の党などが与党を担うことになったし。瓶やペットボトルのリサイクルは徹底されているし。

5, ビールとワインの安さ、そして飲み放題がない。

スーパーでビールを買えば、美味しいビールが500mlで1ユーロほど。130円くらい。
ワインだって、オーガニックなのに、4ユーロ約500円とか。昔よりは、だいぶ飲まなくなったけど、ちょっと飲みたいなって思った時にこの値段で飲めるのはとても嬉しい。そして、飲み放題なんておかしな仕組みはドイツにはない。飲みたい人が飲みたい分だけ払う。当然なこと。日本は飲み会に参加するには、飲み放題がセットになっていることが多くて、無駄が多いけど、こっちではちょっとした集まりに参加しても、飲みたい分だけ払えばいい。

まとめ
ぼくの旅はドイツで終わるかもしれない。
そんなことをベルリンで思っている。