2017年3月29日水曜日

Ed Sheeran - Galway Girl 日本語訳

Ed Sheeranが"Galway Girl"を歌ってる。
これはアイルランドに縁のある人には、たまらない曲。
どこか懐かしいアイリッシュ調の曲に乗せられた言葉には、アイルランドのキーワードが散りばめられている。ぼくも思い出とともにこの曲を訳したい。
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※She played the fiddle in an Irish band
But she fell in love with an English man
Kissed her on the neck and then I took her by the hand
Said baby I just want to dance

※彼女はアイリッシュバンドで フィドルを弾いていた
でも恋をしたのはイギリス人の男
ぼくは彼女の首にキスをして 手を取り連れ出した
「君と踊りたいんだ」

I met her on Grafton street right outside of the bar
She shared a cigarette with me while her brother played the guitar
She asked me what does it mean the Gaelic ink on your arm?
Said it was one of my friend’s songs do you want to drink on?

グラフトンストリートのバーの前
兄貴のギターを聴きながら ぼくらは一本のタバコを分け合った
彼女はぼくの腕に刻まれた ゲール語の意味を聞いてきた
これは友達の歌の名前だよ それよりもっと飲まない?

She took Jamie as a chaser, Jack for the fun
She got Arthur on the table, with Johnny riding as shot gun
Chatted some more, one more drink at the bar
Then put Van on the jukebox, got up to dance, you know

彼女はジェイムソンをチェイサーにジャックダニエルを楽しみ
テーブルにはギネス ジョニーウォーカーをショットガンみたいに一気に飲んだ
少し話して さらにもう一杯飲んだ後
ジュークボックスでヴァンを流して 踊り始めたのさ



With my pretty little Galway Girl
You’re my pretty little Galway Girl

ぼくのかわいいゴールウェイガール
君はぼくのかわいいゴールウェイガール

You know she beat me at darts and then she beat me at pool
And then she kissed me like there was nobody else in the room
As last orders were called, was when she stood on the stool
After dancing the céilí, singing to trad tunes
I never heard Carrickfergus ever sung so sweet
Acapella in the bar using her feet for a beat
Oh I could have that voice playing on repeat for a week
And in this packed out room, swear she was singing to me

聞いてくれよ
彼女はダーツでもビリヤードでもぼくを負かした
そして人目を気にせず キスをしてきた
ラストオーダーがかかる頃 彼女は椅子の上に立ち
アイリッシュダンスを踊り トラッドな曲を歌った
こんなに甘い キャリックファーガスは初めて聞いた
足でリズムを刻みながら アカペラで歌う彼女の声は
一週間 ぼくの頭から離れないだろう
たくさんの人がいる中で 彼女はぼくに向けて歌っていたんだ


My pretty little Galway girl
My my my my my my my Galway girl
My my my my my my my Galway girl
My my my my my my my Galway girl

ぼくのかわいいゴールウェイガール
あぁ ぼくのゴールウェイガール

Now we’ve outstayed our welcome and it’s closing time
I was holding her hand, her hand was holding mine
Our coats both smell of smoke, whisky and wine
As we fill up our lungs with the cold air of the night

長く居すぎて もう閉店時間
ぼくが彼女の手を握ると 彼女もまたぼくの手を握った
ぼくらのコートに染み付いた
タバコとウイスキーとワインの匂いを
夜の冷たい空気と一緒に 吸い込んだ

I walked her home then she took me inside
Finish some Doritos and another bottle of wine
I swear I’m going to put you in a song that I write
About a Galway girl and a perfect night

家まで送っていくと 彼女はぼくを連れ込んで
ドリトスをつまみに ワインを空けた
約束するよ 君のことを歌にするって
ゴールウェイガールとの素晴らしい夜のことを
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・Galway
ゴールウェイは、アイルランドの西部のぼくが半年過ごしていた小さい美しい港町。この曲はゴールウェイ出身の女性に恋したという曲。ちなみに同名の有名な別の曲もあり、それは映画"P.S I love you"でも歌われていたりして、ぼくはゴールウェイで何度もその曲を聴いて、そして歌った。

・Fiddle
フィドルというのはバイオリンのことだけど、弾き方がリズムがクラシックとは違うから、「バイオリン」と呼ばれる時と「フィドル」と呼ばれる時の音色は全く別物。アイリッシュミュージックでのフィドルはとても軽快で早く踊りたくなる感じ。

・Grafton Street
ダブリンの有名なショッピングストリート。ここには多くのストリートミュージシャンがいて、ぼくも仲間とここで、スティーブ・イールの「ゴールウェイガール」を歌ったりした。




Jamie
ジャミーとはジェイムソンという、アイルランドが誇る有名なウイスキーのこと。ダブリンにも旧醸造所があって見学ツアーとかもできる。

・Jack
ジャックはアメリカのウイスキー、ジャック・ダニエル。

・Johnny
ジョニー・ウォーカー、スコッチウイスキー。

・Arthur
ここでいうアーサーとは、アイルランドの有名な黒ビール、ギネスのこと。ぼくはこの大好きなギネスを飲むためにアイルランドに行ったようなもの。ビール醸造会社の創始者の名前がアーサー・ギネス。

・Van
ヴァン・モリソン、北アイルランド出身のミュージシャン。

・Céilí
ケイリーとはアイルランドやスコットランドの伝統的ダンス。スコットランドでは高くジャンプすることなどを求められるけれど、アイルランドではタップダンスのように足でリズムを打ちながら踊る。

・Carrickfergus
キャリックファーガス、これもアイルランドの民謡。しっとりとした愛の歌。

・Doritos
ドリトスってトルティーヤを揚げたスナック、ヨーロッパやアメリカでよく見たんだけど、日本でも時々見かける。味が濃すぎるけど、トルティーヤチップスは大好き。それと小さなトマトサルサを買ってよくつまみにしてた。